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現場でオーバーロック? [お仕事]

長年お仕事をしておりますと、
知らない間に技術が進歩していて、驚くことがあります。

2か月ほど前の事ですが、
とあるオフィスの家具とカーペット敷き込みをうけたまわりました。
ご要望として、
●オフィスは土足のままで出入りしたいが、土足仕様にはなっていない。
●そのオフィスに長くいるかどうかわからない為、引越時の原状復帰の費用を抑えたい。
それでは、カーペットを敷きましょう、というところまではすぐに決定したのですが、ここで問題が発生。

●糊が残るのでタイルカーペットは使えない。
●スペースが広いので、ロール物の置き敷きでは、ジョイントが入ってしまう。

カーペットメーカーに問い合わせた所、ジョイントが入っても、工場でオーバーロックして
配送できますよ、との答え。(え、そんな大きいトラック&運んでくれる運送屋さんがあるんだ)
なーんだ、問題ないじゃん、じゃ、カーペットを選んでもらって…
いざ発注してみたら、「納期は1か月かかります」ですと[がく~(落胆した顔)]間に合わないよ~
そんなこと、問い合わせた時には言ってなかったじゃないですか~?
と怒ってみたところで、埒あかず。
お客様には信用を失いそうになるし(当たり前だよね)

そこに天使のように舞い降りてきたのが、
「現場でオーバーロックできますよ(^^)v」
というお言葉。
え~マジ?すご~い!

そして、いよいよその施工の日。職人さんが、ロックミシンを持ってやってきました。
カーペットの余分な部分を裁ち落し、テープでジョイント、その後部屋の形に添って
丁寧にカーペットをカットしていきます。
ここまでは、フエルトグリッパーの施工と同じ。

さあ、ここでロックミシンの登場です。家庭用位の小さなミシンです。
イメージとしては、ミシンが部屋の縁をとことこ走っていく感じ(^O^)
夫とふたり、物珍しげに、ずーっと見つめていました(^_^;)
(職人さんゴメンナサイ、ガン見しちゃって)

ミシンを走らせる為の小さい台車というか、キャスター付きのお盆のような台も
職人さんの手作りのようでした。
お話を伺ったら、ミシンが小さいのでよく壊れるが、自分でメンテしながら使ってるそうです。
現場でオーバーロックは、まだあまり一般的ではなく、
たぶんこのメーカーだけじゃないかな、との事。(ちなみに、東リさんですが。)
春頃には、東京湾岸地区の高層マンションで、ずいぶんお仕事されたらしいです。
なるほど、高層マンションでの需要は高そうですね。

このカーペットです。
081010b.jpg
って、あんまりわからん[ふらふら]

建具枠のデコボコや玄関タタキの形状(アールになっているのだ)も
とてもきれいに仕上がっていて、
工場製作よりぐ~~(Byエドはるみ)

おかげで、無事に家具も納まりました。
よかったよかった[わーい(嬉しい顔)]


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